
前の客のATM暗証番号も丸見え…日本でも普及し始めた「スマートグラス」を使用してみた結果。“新型盗撮”に悪用の可能性も | 日刊SPA!
ニュース概要(出典記事の要点)
今年に入り、新たなデバイスが台頭しつつある。それはスマートグラスだ。 5月下旬、レイバンと米メタが共同開発した「Ray-Ban Meta(第2世代)」が国内で正式発売された。カメラ機能が搭載され、メガネをかけたまま通話や撮影ができ、同時通訳も可能だ。
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
スマートグラスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。簡単に言えば、通常のメガネのようにかけるだけで、カメラ機能やAI翻訳などが使える新しい電子機器です。今年5月、ファッションブランドのレイバンとIT大手メタが共同開発したモデルが日本でも本格的に販売され始め、テック界の注目を集めています。
このデバイスの便利さは確かに革新的です。メガネをかけたまま両手が自由に使えて、目の前の風景を録画したり、リアルタイムで別の言語に翻訳したり、遠くの誰かと通話したりできます。旅行先での言葉の壁、作業時のハンズフリー通話、情報記録など、確かに生活を便利にするシーンは多くあります。
しかし、同時に極めて深刻な課題が浮上しています。それが「気づかない盗撮」という新しい犯罪リスクです。従来のスマートフォンのカメラなら、誰かが何かを撮影しているとき、ある程度は周囲にそれが見えました。ところがメガネ型なら、本人がメガネをかけているだけで撮影されているのかどうか、周囲には全く判断がつきません。ATMで暗証番号を入力している人、着替えをしている人、プライベートな会話をしている人……あらゆる場面で、相手に気づかれないままカメラに収められる可能性があるわけです。
これは従来の盗撮とは異なるタイプの脅威です。スマートフォンを使った盗撮であれば、少なくとも「誰かが何かを狙っている」という姿勢が見える可能性があります。しかしスマートグラスなら、本当にメガネをかけているだけに見え、その人が実際に撮影しているのか、それとも単に情報を見ているだけなのか、周囲からは区別がつきません。
興味深いことに、この新型デバイスが急速に普及しているのは、スマートフォンの次のステップとして多くのテック企業が「顔に装着するデバイス」の時代が来ると予測しているからです。スマートフォンが生活を変えたように、スマートグラスも同じ変革をもたらす可能性があります。実際、メタやアップル、グーグルなどの大手IT企業が次々と開発に乗り出しており、今後数年で一層身近になるでしょう。
つまり私たちは今、便利さと危険性が共存する新しい時代の入り口に立っています。片方だけを押さえつけるのではなく、テクノロジーの利便性を活かしながら、いかに悪用を防ぐか、社会全体で知恵を絞る必要があります。法律の整備、企業の自主規制、ユーザーのリテラシー向上など、多層的なアプローチが不可欠な段階に入ったのです。
関連データ
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参考引用
“メガネをかけたまま通話や撮影ができ、同時通訳も可能
― 日刊SPA!
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