
日本株の狙い目は?「高配当利回り」銘柄トップ50 『会社四季報プロ500』厳選 業績や配当方針の変化には注意 | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン
ニュース概要
3800社を超える上場企業から厳選した500銘柄を掲載する『会社四季報プロ500』。独自予想やビジュアルデータで有望株を効率的に探せる本誌では、高配当利回り銘柄も詳しく解説。将来の安定収入や投資先を…
解説
最近、「高配当株」という言葉をよく耳にするようになりましたね。これは、会社が稼いだ利益の一部を株主へ還元する「配当金」を、株価に対してたくさん支払ってくれる会社の株のことです。なぜ今、この高配当株が注目されているのでしょうか?
まず、私たちの生活に身近な銀行預金金利がなかなか上がらない中で、少しでもお金を増やす方法として、高配当株は魅力的に映ります。例えば、銀行に預けてもほとんど増えないお金が、株を持つことで毎年数%の配当金として戻ってくる可能性があるわけです。これは、お小遣いやお給料を増やす感覚に近いかもしれません。
また、日本経済全体を見ても、企業が株主への還元を重視する動きが強まっています。昔は、稼いだお金を会社の成長のために再投資する企業が多かったのですが、近年は「株主にもっと報いよう」という考え方が広まってきました。これは、海外の投資家が日本企業にもっと株主還元を求めるようになったことや、日本政府も企業の成長と株主還元の両立を促していることが背景にあります。
ただし、高配当株を選ぶ際には注意も必要です。ただ配当利回りが高いからといって飛びついてしまうのは危険です。なぜなら、配当金は会社の業績によって変動する可能性があるからです。例えば、一時的に業績が良くて高い配当を出していた会社が、翌年以降は業績が悪化して配当を減らしたり、最悪の場合は配当を出せなくなったりすることもあります。これは、私たちのお給料が会社の業績によってボーナスが減るのと同じような感覚です。
そのため、高配当株を選ぶ際には、その会社の「稼ぐ力」が安定しているか、将来にわたって成長が見込めるか、そして配当を出す方針をきちんと持っているか、といった点を見極めることが大切になります。まるで、長く付き合えるパートナーを選ぶように、その会社の「素性」をしっかり見極める必要があるのです。単に目の前の数字だけでなく、会社の全体像を理解することが、賢い投資への第一歩と言えるでしょう。
関連データ
今後の予測
今後の高配当株市場は、いくつかのシナリオが考えられます。
**シナリオ1:高配当株への注目が継続** 企業の株主還元への意識が高まり、安定した収益を期待する投資家の間で、高配当株への需要が引き続き堅調に推移するでしょう。特に、低金利環境が続く限り、銀行預金よりも高い利回りを求める動きは続くと思われます。企業側も、株価維持や投資家呼び込みのために、配当政策を重視する傾向が強まる可能性があります。
**シナリオ2:業績悪化による選別圧力** 経済状況が悪化した場合、企業の業績が低迷し、配当を維持できなくなる企業が増える可能性があります。そうなると、単に配当利回りが高いだけの銘柄は敬遠され、本当に安定した収益力を持つ企業、つまり「配当の持続性」が評価されるようになります。投資家は、より企業の財務健全性や将来性を見極める必要に迫られるでしょう。
**シナリオ3:政府の後押しによる市場活性化** 政府が「資産所得倍増プラン」などを通じて、国民の投資をさらに後押しする政策を打ち出せば、NISA(少額投資非課税制度)などを活用した個人投資家の高配当株への投資がさらに加速する可能性があります。これにより、高配当株市場全体の流動性が高まり、新たな投資マネーが流入することも考えられます。
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参考引用
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