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テクノロジー2026/6/16 12:00:00
SAPPHIRE、補助電源ケーブル不要の「PhantomLink」対応Radeon RX 9070 XTとX870Eマザーボードを発売

SAPPHIRE、補助電源ケーブル不要の「PhantomLink」対応Radeon RX 9070 XTとX870Eマザーボードを発売

出典: ASCII.jp (原典を開く)

ニュース概要

アスクがSAPPHIREのPhantomLink対応グラフィックボード2製品とX870Eマザーボード2製品を6月12日に発表。補助電源ケーブル不要の給電方式、RDNA 4 GPU、Wi-Fi 7やUSB4対応などの特徴と価格を紹介する。

解説

パソコンの心臓部とも言える「マザーボード」と、ゲームや動画編集に欠かせない「グラフィックボード」。これらをつなぐケーブルが、一つ減るかもしれないというニュースが飛び込んできました。

今回、パソコンパーツメーカーのSAPPHIREが発表したのは、「PhantomLink」という新しい技術に対応したグラフィックボードと、それを受け止めるマザーボードです。この技術の最大のポイントは、通常グラフィックボードに必要だった「補助電源ケーブル」が不要になること。これまでは、高性能なグラフィックボードほど多くの電力を必要とし、マザーボードからの電力だけでは足りないため、電源ユニットから直接ケーブルを接続するのが一般的でした。このケーブルがごちゃごちゃして見た目が悪かったり、配線が大変だったりといった悩みが、多くの自作PCユーザーにはありました。

PhantomLinkは、マザーボードから直接、十分な電力をグラフィックボードに供給する仕組みです。これにより、PCケースの中がすっきりするだけでなく、組み立ての手間も減り、エアフロー(空気の流れ)も改善されて冷却効率が上がる可能性があります。見た目の美しさや、メンテナンスのしやすさを重視する人にとっては、まさに待望の技術と言えるでしょう。

今回登場するグラフィックボードは「Radeon RX 9070 XT」という、AMDの新しいGPUアーキテクチャ「RDNA 4」を採用しています。これは、より少ない電力で高い性能を発揮することを目指した設計で、PhantomLinkとの相性も良さそうです。また、同時に発表されたマザーボード「X870E」は、最新のWi-Fi 7やUSB4といった高速通信規格に対応しており、これからの高性能PCの基盤となることが期待されます。ゲームはもちろん、クリエイティブな作業をする人にとっても、新しい体験をもたらす可能性を秘めています。

この技術が普及すれば、PCの組み立てがさらに簡単になり、誰でも高性能なPCを気軽に組めるようになるかもしれません。また、PCケースの設計にも自由度が生まれ、より斬新なデザインのPCが登場することも考えられます。パソコンの世界が、また一歩、進化する予感を感じさせる発表です。

関連データ

発表日
2024年6月12日
出典:ASCII.jp
対応グラフィックボード
Radeon RX 9070 XT (PhantomLink対応)
出典:ASCII.jp
対応マザーボード
X870E (PhantomLink対応)
出典:ASCII.jp
グラフィックボードの主な特徴
RDNA 4 GPU、補助電源ケーブル不要
出典:ASCII.jp
マザーボードの主な特徴
Wi-Fi 7、USB4対応
出典:ASCII.jp

今後の予測

このPhantomLink技術の登場は、今後のPCパーツ市場にいくつかの変化をもたらす可能性があります。

まず、最も期待されるシナリオは、この補助電源不要の給電方式が業界標準の一つとして広く普及することです。PCの組み立てが簡素化され、見た目もすっきりするため、特に自作PC初心者や、ミニマルなPC環境を求める層に強く支持されるでしょう。他の主要なグラフィックボードメーカーも追随し、同様の技術を採用した製品を投入する可能性があります。これにより、PCケースの内部デザインやエアフロー設計にも新たな自由度が生まれ、より小型で高性能なPCが主流になるかもしれません。

一方で、普及には時間がかかる、あるいは限定的な採用に留まるシナリオも考えられます。既存の電源ユニットやマザーボードとの互換性の問題、あるいは超高性能グラフィックボードが要求する電力には、この方式だけでは対応しきれないという技術的な限界があるかもしれません。その場合、PhantomLinkは特定の電力帯のグラフィックボードや、特定のフォームファクター(PCのサイズ規格)に特化したニッチな技術として定着する可能性もあります。また、初期投資として対応マザーボードとグラフィックボードの両方を買い揃える必要があるため、ユーザーの買い替えサイクルも影響するでしょう。

最終的には、この技術が提供する「ケーブルレス」という価値が、PCユーザーにとってどれだけ魅力的であるか、そして競合他社がどのような対抗策を打ち出すかによって、その未来は大きく左右されることになりそうです。

ニュースタイムライン

  1. 2026年6月4日

    SAPPHIREのRyzen 9000対応マザー「PURE X870A WIFI7」が発売(AKIBA PC Hotline!)

    Yahoo!ニュース IT

  2. 2026年6月8日

    これからは「魅せる」マザーボードの時代。3Dプリントで冷却能力&デザイン性をアップ

    GIZMODO Japan

  3. 2026年6月10日

    マザーボードが油に沈んでる!? SFみたいな“液浸冷却システム”、見た目からして未来すぎる

    ASCII.jp

  4. 2026年6月15日

    [ITmedia PC USER] 補助電源ケーブル不要のマザー&グラボがデビュー 異常検知機能付き1300W電源も アキバで高まるPCパーツ「安全」の価値

    ITmedia 全カテゴリ

  5. 2026年6月15日

    補助電源ケーブル不要のマザー&グラボがデビュー 異常検知機能付き1300W電源も アキバで高まるPCパーツ「安全」の価値(ITmedia PC USER)

    Yahoo!ニュース IT

  6. 2026年6月16日

    えっ、マザーボードを油にドボン!? 展示会で見た“沈むPC冷却”が未来すぎた

    ASCII.jp

  7. 2026年6月16日

    GIGABYTE、自作PCの配線を隠せる背面配線対応microATXマザーボード

    PC Watch

  8. 2026年6月21日

    ASRockの新型B550マザーボード「B550 Rock WiFi」登場 Ryzen 5000シリーズ対応

    ASCII.jp

参考引用

補助電源ケーブル不要の給電方式

ASCII.jp

RDNA 4 GPU、Wi-Fi 7やUSB4対応

ASCII.jp
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