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箱根登山鉄道に「純金切符」 1年半乗り放題、価格は定期と…
出典: 毎日新聞 (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
箱根登山鉄道100形(モハ1形、2形)が2028年1月に引退することを記念した第1弾の事業として、小田急箱根は「純金フリーきっぷ」の受注販売を始めた。24金1グラムで、価格は46万8000円。10月1日から1年半、乗り放題になり、定期運行後の最終特別列車(貸し切り)に招待される。
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
懐かしい電車との別れの儀式が、ちょっと豪華になってしまった—そんな印象を受けるニュースです。箱根登山鉄道の100形という歴史のある車両が2028年1月に引退することを受けて、小田急箱根が仕掛けたのは「純金製の乗車券」。価格は46万8000円です。
昭和30年代から走ってきた100形は、箱根という観光地のシンボル的な存在でした。山を登るにつれて急勾配に対応するため、独特の構造を持つこの車両は、鉄道ファンだけでなく、世代を重ねて乗客に愛されてきた。そうした思い出と別れへのアプローチが「記念品化」なんです。
興味深いのは、これが単なる「切符」ではなく、金製の商品として位置付けられていることです。実用性より、所有する価値そのものが重視されている。10月1日から1年半、この金の切符を持つ人は登山鉄道に乗り放題になり、最終運行時には貸し切り列車への招待券となります。つまり、金を買うというより、「歴史に別れを告げる権利」や「最後の瞬間に立ち会う資格」を手に入れるわけです。
日本の鉄道関連ビジネスは長く「乗客の足確保」という利便性一辺倒でしたが、ここ20年で変わってきました。乗客の減少が続く地方路線では、訪問客や鉄道好きによる「体験」や「思い出作り」を収益源に転換する動きが広がっています。高級列車旅行、記念切符、グッズ販売—こうした施策は、もはや鉄道会社の重要な収入源です。
純金の切符という一見ぜいたくな商品が成立する背景には、デジタル化で「本物のモノ」への価値が高まっている傾向もあります。スマートフォンで電子チケットを管理する時代だからこそ、手に取れる「実物の記念品」が特別に感じられるわけです。さらに金という素材は、数十年経っても価値が劣化しません。懐かしい電車との別れを、資産としても保存できる—それが46万円という価格設定につながっているのでしょう。
これは箱根登山鉄道に限った話ではありません。全国の鉄道会社が同じような悩みに直面しており、乗客減少への対策として「思い出を売る」という戦略が主流になりつつあります。
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参考引用
“100形が2028年1月に引退、記念の純金フリーきっぷ販売開始
― 毎日新聞
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