News in Focus
テクノロジー2026/6/16 6:00:00
Zscaler、AI時代に向けセキュリティ基盤「Zscaler Zero Trust SASE」を拡張、自律運用可能かつ広範囲対象に

Zscaler、AI時代に向けセキュリティ基盤「Zscaler Zero Trust SASE」を拡張、自律運用可能かつ広範囲対象に

出典: INTERNET Watch (原典を開く)

ニュース概要

ゼットスケーラー株式会社(Zscaler)は6月11日、同社のゼロトラストSASE「Zscaler Zero Trust SASE」を、AI時代に向けて再定義したと発表した。

解説

インターネットの世界がどんどん便利になる一方で、私たちが使うサービスや情報も増え続けています。特に最近は「AI(人工知能)」が私たちの仕事や生活に深く関わるようになり、その進化は目覚ましいものがありますね。

AIは確かに便利ですが、その裏側で、企業や個人が扱う情報の種類や量も爆発的に増えています。例えば、AIが膨大なデータを分析して新しいサービスを生み出したり、私たちの質問に瞬時に答えたりするとき、そのデータが安全にやり取りされているかはとても重要です。もし、これらのデータがサイバー攻撃の標的になったら、大変なことになってしまいます。

そこで、セキュリティの会社であるZscaler(ゼットスケーラー)が、AI時代に合わせた新しいセキュリティの仕組みを発表しました。彼らが提唱するのは「Zero Trust SASE(ゼロトラスト・サシー)」という考え方です。

「ゼロトラスト」というのは、「誰も信用しない」という意味で、ネットワークの内側であろうと外側であろうと、すべてのアクセスを疑ってかかるセキュリティの考え方です。従来のセキュリティは、会社の中は安全、外は危険という考え方が主流でしたが、今は社員が自宅やカフェから仕事をするのが当たり前になり、会社の外にも重要な情報がたくさんあります。だから、どこからアクセスしても、それが本当に正しい人からのものなのか、安全なデバイスからなのかを厳しくチェックしよう、というのがゼロトラストの基本的な考え方です。

そして「SASE」は、セキュリティとネットワークの機能を一つにまとめることで、どこからでも安全に、かつ快適にインターネットを使えるようにする仕組みです。これまでは、セキュリティとネットワークは別々のシステムで管理されることが多かったのですが、SASEはこれらを統合することで、管理をシンプルにし、より強力なセキュリティを提供します。

Zscalerが今回発表したのは、このZero Trust SASEをさらに進化させ、AIの力を借りて「自律運用」できるようにすることです。つまり、人間が細かく設定しなくても、AIが自動でネットワークの状況を監視し、異常があれば素早く対応できるようになる、ということです。これにより、セキュリティ担当者の負担を減らしつつ、常に最新の脅威から私たちを守ることが期待されます。

AIの進化は止まりません。それに伴い、サイバー攻撃の手口も巧妙化していくでしょう。Zscalerの取り組みは、そんな未来を見据え、私たちのデジタルライフをより安全に、そして快適に保つための重要な一歩と言えるでしょう。

関連データ

世界のサイバー攻撃件数(2023年)
前年比10%増加
出典:Check Point Research
日本企業のゼロトラスト導入率(2023年)
約30%
出典:IDC Japan
SASE市場の年間成長率予測(2023-2028年)
約25%
出典:Gartner
AI関連のセキュリティ脅威増加率(2023年)
約300%(ディープフェイク等)
出典:IBM Security X-Force

今後の予測

Zscalerの今回の発表は、AIの進化がセキュリティのあり方を大きく変える可能性を示唆しています。今後の予測としては、いくつかのシナリオが考えられます。

まず、最も期待されるシナリオは、「セキュリティの民主化」が進むことです。AIがセキュリティの運用を肩代わりすることで、専門知識がなくても高度なセキュリティ対策が導入しやすくなります。中小企業など、これまで十分なセキュリティ対策が難しかった組織でも、AIを活用したSASEの導入が進み、全体的なサイバーレジリエンス(回復力)が向上するでしょう。これにより、社会全体のデジタルインフラがより強固になることが期待されます。

次に考えられるのは、セキュリティベンダー間の競争が激化するシナリオです。Zscalerだけでなく、他のセキュリティ企業もAIを活用した自律型セキュリティソリューションの開発を加速させるでしょう。結果として、より高性能で使いやすいサービスが次々と登場し、企業は自社のニーズに合った最適なソリューションを選べるようになります。技術革新が加速する一方で、標準化や互換性の問題が課題となる可能性もあります。

一方で、懸念されるシナリオとしては、AIによる攻撃の高度化と、それに対抗するAIのいたちごっこが続くことです。AIは防御だけでなく、攻撃にも利用されます。AIが生成する巧妙なフィッシングメールや、AIが脆弱性を自動で発見するツールなどが登場すれば、セキュリティ対策は常に一歩先を行く必要が出てきます。この場合、セキュリティ専門家の役割は、AIの監視や、より複雑な脅威への対応へとシフトしていくでしょう。AIを使いこなせる人材の育成がますます重要になります。

ニュースタイムライン

  1. 2026年6月15日

    Zscaler、AI時代に向けセキュリティ基盤「Zscaler Zero Trust SASE」を拡張、自律運用可能かつ広範囲対象に(INTERNET Watch)

    Yahoo!ニュース IT

  2. 2026年6月16日

    バッファロー、セキュリティ評価制度「JC-STAR」★1適合のWi-Fi 6ルーターエントリーモデル「WSR-3000AX4L」発売(INTERNET Watch)

    Yahoo!ニュース IT

  3. 2026年6月16日

    バッファロー、セキュリティ評価制度「JC-STAR」★1適合のWi-Fi 6ルーターエントリーモデル「WSR-3000AX4L」発売

    INTERNET Watch

  4. 2026年6月16日

    バッファローのWi-Fi 7ルーター、セキュリティ制度「JC-STAR」レベル1適合(PC Watch)

    Yahoo!ニュース IT

  5. 2026年6月16日

    バッファローのWi-Fi 7ルーター、セキュリティ制度「JC-STAR」レベル1適合

    PC Watch

  6. 2026年6月16日

    ソフトバンク、OpenAIのAIを活用したセキュリティソリューション「PaaS」を提供 脆弱性の検出から修正までを自動化

    クラウド Watch

  7. 2026年6月16日

    「Android 17」が正式リリース ~「バブル」で快適マルチタスク、画面録画に自撮りを重ねる「スクリーン リアクション」/まずは対象「Pixel」から順次展開。折りたたみ向けゲーミングモードやセキュリティ強化も

    窓の杜

  8. 2026年6月16日

    インターコムのIT資産管理ツール「MaLion 7」、Microsoft Defenderとの連携に対応し中小企業のセキュリティ対策を支援

    クラウド Watch

  9. 2026年6月16日

    バッファローのWi-Fi 7ルーター「WSR3600BE4P」が、セキュリティ評価制度「JC-STAR」★1適合ラベルを取得(INTERNET Watch)

    Yahoo!ニュース IT

  10. 2026年6月16日

    バッファローのWi-Fi 7ルーター「WSR3600BE4P」が、セキュリティ評価制度「JC-STAR」★1適合ラベルを取得

    INTERNET Watch

参考引用

「Zscaler Zero Trust SASE」を、AI時代に向けて再定義した

INTERNET Watch
🤖

記事AI質問チャット

PREMIUM

この記事についてAIが質問に答えます。背景・要約・影響まで深堀り。

ログインして利用

🛡️ 読者ファクトチェック0

読者が投稿し、管理者承認後に表示される事実確認情報

まだ承認済みのファクトチェックはありません。

ファクトチェックを投稿するには ログイン が必要です

このトピックをもっと読む

関連記事

こんな記事も読まれています

コメント (0)

コメント投稿にはログインが必要です。

まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみましょう。

この記事について疑問がありますか?

事実誤認や不適切な内容について通報できます (要ログイン)。

異議申し立て・通報