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北米貿易協定、初の見直しへ トランプ氏、延長後ろ向き―2国間協議が主戦場に
出典: 時事通信 (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
【ワシントン、ニューヨーク、サンパウロ時事】貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」は7月1日、3カ国が延長の可否を議論する初の共同見直しに臨む。延長を求めるメキシコ・カナダに対し、後ろ向きなトランプ大統領は2カ国と個別に交渉を進める方針。
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
北米自由貿易協定、通称「USMCA(ユースムカ)」。アメリカ、メキシコ、カナダの3カ国が結んでいるこの貿易のルールブックが、初めて「見直し」の時を迎えます。7月1日には、この協定が今後どうなるのかを3カ国で話し合う、まさに「初の共同見直し」が開かれるのです。
もともと、このUSMCAは、それまでの「NAFTA(ナフタ)」という協定を、アメリカのトランプ前大統領が「アメリカにとって不利だ」と主張して、新たに作り直されたものです。だから、メキシコとカナダとしては、「せっかくできた新しいルールなんだから、ちゃんと長く使いたい!」というのが本音でしょう。彼らは協定の「延長」を求めています。いわば、「この調子で、もうしばらく続けましょうよ」というわけです。
ところが、アメリカのトランプ大統領は、この延長にはあまり乗り気ではないようです。むしろ、「3カ国でまとめて話し合う」という形ではなく、「アメリカとメキシコ」「アメリカとカナダ」というように、2つの国とそれぞれ個別に交渉を進めたい、と考えているフシがあります。これは、3カ国で足並みをそろえて進めるよりも、アメリカの立場をより強く押し出しやすい、という狙いがあるのかもしれません。
貿易協定というのは、国と国の間で「この品物はこういう税金(関税)にする」「このルールで取引しましょう」といった約束事を決めるものです。これが変わると、私たちの生活にも影響が出てきます。例えば、日本でも車や農産物など、海外との取引が多い品目がありますよね。そういったものを作る会社や、それを買う私たちにとって、関税が変わったり、取引のルールが変わったりすることは、商品の値段や、そもそも買えるか買えないか、といったことに直結する可能性があります。今回のUSMCAの見直しは、北米という大きな市場での経済活動に、今後どのような影響を与えるのか、注目が集まります。果たして、3カ国はどのような合意に至るのでしょうか。
今後の予測
今回のUSMCA共同見直しは、3カ国が延長で合意できるかどうかが焦点となります。メキシコとカナダは延長を強く望むでしょうが、トランプ大統領の意向がどう影響するかが鍵です。もし、トランプ氏が2国間交渉を強く主張し、3カ国での延長合意が難しい場合、協定の先行きが不透明になる可能性があります。その場合、北米地域全体での貿易や投資が一時的に停滞したり、企業が生産拠点の見直しを迫られたりするシナリオも考えられます。一方で、トランプ氏が交渉を通じて、アメリカにとって有利な条件を引き出すことに成功すれば、限定的な改定にとどまり、協定は延長されるという見方もできます。しかし、その改定内容によっては、メキシコやカナダの産業界から反発が出る可能性も否定できません。最終的には、各国の経済状況や政治的な思惑が複雑に絡み合い、どのような形であれ、何らかの合意形成を目指す動きが強まるでしょう。ただし、その合意が3カ国すべてにとって満足のいくものになるかは、現時点では断言できません。
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参考引用
“北米貿易協定、初の見直しへ
― 時事通信
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