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「クビアカツヤカミキリ」被害拡大 昨年度全国で3万7000本超
出典: NHK (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
サクラやウメなどの木を食い荒らす特定外来生物の「クビアカツヤカミキリ」による被害が全国各地で相次いでいます。NHKが全国の自治体に被害について取材したところ、昨年度確認されただけで少なくとも3万700…
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
3行まとめ
- クビアカツヤカミキリ被害、昨年度3万7000本超
- サクラやウメなど、全国で木々が食い荒らされる
- 特定外来生物、対策が急務となっている
解説
春になると、公園や街路樹で美しい花を咲かせるサクラやウメ。私たちに季節の訪れを告げてくれる大切な存在ですよね。しかし、このかけがえのない木々が、今、静かに、そして深刻な危機に瀕しています。
その犯人は、体長3センチほどの黒い虫、「クビアカツヤカミキリ」。この虫は、もともと日本にいなかった「特定外来生物」に指定されています。本来の生息地から遠く離れた日本にやってきてしまった彼らは、日本の木々にとって、まさに「招かれざる客」。
彼らの恐ろしいところは、その幼虫が木の内部、特に中心に近い部分を食べるという点です。木の幹に小さな穴を開けて侵入し、中で木材を食い荒らします。まるで、木そのものの血管を詰まらせてしまうかのように。これにより、木は栄養や水分をうまく運べなくなり、弱っていきます。ひどい場合には、木が枯れてしまうことも。特に、サクラやウメ、モモ、ブドウといった、私たちの生活に身近な植物が狙われやすいのです。
NHKが全国の自治体に行った取材によると、昨年度(2023年度)だけで、このクビアカツヤカミキリによる被害が確認された木は、全国で少なくとも3万7000本以上にのぼることが分かりました。これは、昨年度に確認された被害だけでも、これだけの数の木が食い荒らされた、ということです。この数字は、被害が広範囲に及んでいることを示しています。
この虫の活動は、単に木が枯れるという問題にとどまりません。街路樹が倒木すれば、通行人に危険が及ぶ可能性もありますし、景観が悪化することも考えられます。また、果樹農家にとっては、大切な収穫を失う深刻な経済的打撃となります。
なぜ、こんなにも被害が拡大しているのでしょうか。専門家は、この虫が比較的暖かい地域で繁殖しやすく、さらに、暖冬などの気候変動の影響で、越冬できる個体が増えている可能性を指摘しています。また、一度発生してしまうと、駆除が非常に難しいという側面もあります。幼虫が木の内部にいるため、外から発見しにくく、効果的な対策を講じるのが難しいのです。
国や自治体では、この虫の侵入を防いだり、発生した場所での駆除を進めたりする対策を講じていますが、その対応は追いついていないのが現状です。私たち一人ひとりも、公園などで不審な木の状態を見かけたら、自治体に連絡するなど、協力していくことが求められています。愛する木々を守るために、この問題への関心を高めていくことが大切です。
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参考引用
“昨年度確認されただけで少なくとも3万700…
― NHK
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