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国内2026/6/8 11:15:10
国内販売開始から46年 グミがアメやガムを追い越した二つの要因

国内販売開始から46年 グミがアメやガムを追い越した二つの要因

出典: 毎日新聞 (原典を開く)

ニュース概要

独特の食感で人気の「グミ」の展覧会「グミの世界展~旅するグミ~」が、20日から掛川市二の丸美術館(静岡県掛川市掛川)で開かれる。ドイツ生まれで、日本では1980年に初めて発売された菓子。半世紀を経て、販売実績であめやガムを上回るブームの中、食べるだけでなく、その魅力や歴史などを学ぼうと企画された異

解説

お菓子の世界で静かな革命が起きています。グミという、つまみやすくて食べやすい小さなお菓子が、日本の菓子市場で従来の主役だったあめやガムを売上で抜き去ったのです。

グミが日本に上陸したのは1980年のこと。ドイツで生まれたこの食感の独特な菓子は、最初はニッチな存在でした。ところが40年以上の月日をかけて、今では子どもから大人まで幅広い世代に愛される存在へと変わりました。なぜこんなことが起きたのでしょうか。

第一の理由は、グミの「食べやすさ」にあります。従来のあめは硬くて歯に詰まりやすく、ガムは噛み続ける必要がありました。一方、グミはほどよい硬さで、噛むと心地よく潰れ、比較的短時間で食べ終わることができます。スマートフォンを見ながら、仕事をしながら、片手で気軽に楽しめる—こうした現代生活のスタイルに自然とマッチしたわけです。

第二の理由は、バリエーションの豊かさです。グミは様々な形、色、味で表現できる菓子です。果実の味わいを再現したもの、炭酸が入ったもの、さらには健康志向で栄養を強化したものなど、メーカー側の創意工夫の余地が大きい。時代とともに「新しい味を試したい」というお菓子選びのトレンドに対応しやすかったのです。

もう一つ見逃せない点は、SNS時代との親和性です。グミはカラフルで見た目が華やか。インスタグラムなどで映える写真が撮りやすく、その結果として若い世代を中心にSNSでの話題化が進みました。こうした「口コミ効果」が、販売拡大を加速させたと考えられます。

ただし、このグミの躍進は単なる流行ではなく、消費者の求める菓子像の変化を示しています。かつての「ぜいたく品としてのお菓子」から、「日常的に気軽に楽しむ食べ物」へ。あるいは「懐かしさ」よりも「新しさ」を求める消費者心理の表れでもあります。

今回、静岡県の美術館で企画されたグミの展覧会は、こうした社会的な背景を受けたものでしょう。単なる商品展示ではなく、グミという菓子を通じて、食文化の変化や時代とのつながりを学ぶ機会として位置付けられています。お菓子一つをとっても、そこには私たちの生活の変化が映し出されているのです。

関連データ

グミの日本販売開始年
1980年(国内販売から46年経過)
出典:毎日新聞
市場シェアの変化
あめ・ガムを上回る販売実績を達成
出典:毎日新聞
企画展示会
『グミの世界展~旅するグミ~』掛川市二の丸美術館で開催
出典:毎日新聞
グミの発祥地
ドイツ
出典:毎日新聞

今後の予測

グミのブームは今後、さらに多面化していくと予想されます。

【シナリオ1:高付加価値化】健康志向の強まりに伴い、コラーゲンやビタミン、睡眠成分など機能性を持つグミが増えるでしょう。プレミアム価格帯のグミも登場し、単なる「お菓子」から「サプリメント的な食品」へのポジション転換が進みます。

【シナリオ2:体験・文化商品化】今回の展覧会のように、グミの歴史や製造過程を学ぶ施設やツアーが各地で生まれる可能性があります。お菓子メーカーも製造体験やグミの食べ比べイベントなど、単純な販売ではなく「体験価値」を提供する方向へシフトするでしょう。

【シナリオ3:市場飽和と再編】一方、グミ市場が飽和に向かえば、大手メーカーへの集約が進む懸念もあります。差別化が難しくなれば、結果として品質や独自性で劣る製品は消え、競争が激化する可能性もあります。

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参考引用

日本では1980年に初めて発売された菓子。半世紀を経て、販売実績であめやガムを上回るブーム

毎日新聞
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