
最近、一部フォルダーの名前やアイコンが変わったのは不具合ではなく仕様 ~Microsoftが案内/2026年6月のWindowsセキュリティパッチで「desktop.ini」の処理にセキュリティ強化
出典: 窓の杜 (原典を開く)
ニュース概要
2026年6月のWindowsセキュリティ更新プログラムでは、フォルダーの設定ファイル「desktop.ini」を扱う際のセキュリティが強化されているとのこと。その影響で、一部のフォルダーにカスタムアイコンやローカライズされた表示名が表示されなくなる場合がある。
解説
最近、Windowsを使っている方の中には、いつの間にかフォルダーの見た目が変わってしまったり、見慣れない英語の名前が表示されたりして、「あれ?」と思った方もいるかもしれませんね。これ、実はパソコンの故障や、どこか変な設定を触ってしまったわけではないんです。Microsoftが、2026年6月に予定しているWindowsのセキュリティアップデートによって、一部のフォルダーの表示が変わる可能性があると発表しました。
具体的に何が変わるかというと、フォルダーの見た目をカスタマイズするための「desktop.ini」という設定ファイルの扱い方が厳しくなるんです。このファイルは、例えば「マイドキュメント」というフォルダーを、実はシステム上は「Documents」という名前で管理しているけれど、私たちユーザーには日本語で「マイドキュメント」と表示させたり、特定のアイコンを表示させたりするために使われています。いわば、フォルダーに「ちょっとしたお化粧」を施すためのファイル、と考えると分かりやすいかもしれません。
しかし、この「お化粧ファイル」が、悪意のあるプログラムに悪用されるリスクがあることが分かってきました。例えば、本来は無害なフォルダーを、あたかも重要なシステムフォルダーであるかのように見せかけて、ユーザーをだますような攻撃に使われる可能性もあるわけです。そこでMicrosoftは、ユーザーをそういった危険から守るために、この「desktop.ini」ファイルの処理方法を見直し、セキュリティを強化することにした、というわけです。
この変更によって、これまで「desktop.ini」を使ってカスタマイズされていた一部のフォルダーは、その設定が適用されなくなり、元のシステムが持つ標準の表示に戻ってしまうことがあります。例えば、自分で設定した特別なアイコンが表示されなくなったり、日本語で表示されていたフォルダー名が、システムの内部名である英語(例: DocumentsやPicturesなど)に戻ってしまう、といった現象が起こりえます。これは不具合ではなく、あくまでセキュリティを優先した結果としての「仕様変更」だ、とMicrosoftは説明しています。
私たちユーザーにとっては、せっかく慣れ親しんだフォルダーの見た目が変わってしまうのは、少し戸惑うかもしれません。でも、これは私たちのパソコンを、より安全に使うための大切な一歩なのです。もしフォルダーの見た目が変わっていても、焦らず、これがセキュリティ強化のためなのだと理解しておけば大丈夫でしょう。もちろん、ほとんどのフォルダーは影響を受けないと考えられますが、もし気になるフォルダーがあれば、今後のMicrosoftからの詳しい情報に注目しておくと良いでしょう。
関連データ
今後の予測
今回の変更がセキュリティ強化を目的としていることから、今後、ユーザーインターフェースのカスタマイズに関するセキュリティポリシーは全体的に厳しくなる可能性があります。一時的にフォルダーの表示が変わることに対するユーザーの混乱は避けられないかもしれませんが、長期的には、より安全なOS環境が提供されることで、サイバー攻撃のリスク低減に繋がるでしょう。
一方で、この変更は、特定のアプリケーションや企業システムで、フォルダーのカスタマイズ機能に依存している場合に、表示上の問題を引き起こす可能性も考えられます。開発者やシステム管理者は、この新しい仕様に対応するため、フォルダー表示に関する実装を見直す必要が出てくるかもしれません。Microsoftは、この変更による影響を最小限に抑えるため、互換性維持のための追加策や、ユーザーが混乱しないような情報提供を強化していくシナリオも考えられます。将来的には、より安全な方法でフォルダーをカスタマイズできるような、新しい仕組みが導入される可能性もゼロではありません。
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