
【キオクシア徹底解剖】なぜ「まだ伸びる」のか?/台湾取材で見えた「NVIDIAに食い込む2つの戦略」/競合が追随しにくい構造 - DOL特別レポート
ニュース概要(出典記事の要点)
「AIブームの蚊帳の外」と見られていたキオクシアは、なぜ一転して急成長を遂げたのか。AI推論の拡大でNAND型フラッシュメモリーの需要と価格が上昇する一方、競合各社はHBMへの投資で手いっぱいになっている。台湾・COMPUTEXを取材したダイヤモンド編集部の村井令二が、競合が追随…
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
「AIブームって、自分には関係ないかも…」そう思っていた人もいるかもしれません。半導体業界も、そんな風に思われていた会社がありました。それが、今回注目する「キオクシア」です。
キオクシアといえば、スマホやパソコンによく使われている「NAND型フラッシュメモリー」という部品を作っている会社。この部品は、データを一時的に保存するのに欠かせません。AI(人工知能)の技術がどんどん進化して、たくさんのデータを処理する必要が出てくると、このNAND型フラッシュメモリーの需要がグンと上がったんです。さらに、AIが賢くなるための「推論」という作業でも、このメモリーがたくさん必要になることが分かってきました。その結果、キオクシアが作っているメモリーの値段も上がって、会社は急に元気になった、というわけです。
では、なぜキオクシアだけがこんなにうまくいっているのでしょうか? 実は、他の会社はAIに欠かせない別の部品、「HBM」という特別なメモリーの開発や生産に力を入れています。このHBMは、AIがものすごい速さで計算をするために必要なのですが、作るのがとても難しくて、たくさんの投資が必要です。だから、多くの会社がHBMに資金を集中させている間に、キオクシアはNAND型フラッシュメモリーでしっかり稼ぐことができた、という状況なのです。
さらに、キオクシアには「NVIDIA」というAI分野で大活躍している会社に食い込むための、秘密の戦略が2つあると言われています。NVIDIAはAIの「頭脳」となる半導体を作っている会社ですが、そのAIがもっと賢くなるためには、キオクシアのメモリーも重要になってきます。キオクシアは、NVIDIAが次にどんなAIを作るかを見抜いて、それに合ったメモリーを準備したり、一緒に新しい技術を開発したりすることで、NVIDIAとの関係を深めているようです。こうした戦略があるおかげで、他の会社が簡単に真似できない、キオクシアならではの強みが生まれているんですね。AIブームは、思わぬところにもチャンスをもたらしているようです。
今後の予測
AIの進化は止まらず、それに伴って半導体への需要も高まり続けると考えられます。キオクシアがNAND型フラッシュメモリーで得た利益を、今後どのように活用していくかが注目されます。一つは、HBMのような新しい技術への投資を増やし、AI向け高性能メモリー市場での存在感を高めるシナリオです。これにより、NVIDIAのような大手企業との連携をさらに強化し、AIインフラ全体でのシェアを拡大する可能性があります。一方で、競合他社がHBMへの投資を加速させ、NAND型フラッシュメモリー市場での競争が激化する可能性も否定できません。その場合、キオクシアは価格競争に巻き込まれるリスクも抱えています。しかし、NVIDIAとの強固な関係や、独自の技術開発力があれば、このリスクを乗り越え、AI時代の半導体サプライヤーとして確固たる地位を築き続けることも十分に考えられます。AIの進化のスピードと、各社の技術開発競争の行方が、キオクシアの将来を左右する鍵となるでしょう。
ニュースタイムライン
2026年6月3日
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参考引用
“なぜ「まだ伸びる」のか?
― ダイヤモンド・オンライン
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