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テクノロジー2026/6/19 10:55:00
OpenAI Codexが作業を“録画”して自動化、Macで実演するだけでスキル化

画像: Pixabay

OpenAI Codexが作業を“録画”して自動化、Macで実演するだけでスキル化

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ニュース概要

OpenAIが6月18日、Codexに「Record & Replay」機能を追加した。Mac上で繰り返しの作業を一度やってみせるだけで、Codexが編集可能な再利用スキルに変換する。

解説

皆さんは、パソコンでの「いつも同じ作業」にうんざりしたことはありませんか?例えば、毎週のレポート作成でデータをコピーして貼り付けたり、特定の形式に画像を加工したりといった、地味だけど欠かせない作業です。もし、これらの作業を一度やって見せるだけで、パソコンが勝手に覚えて、次回からは自動でやってくれるとしたらどうでしょう?

今回、人工知能(AI)の最先端を走るOpenAIが発表した「Record & Replay」機能は、まさにそんな夢のような体験をMacユーザーに提供しようとしています。これは、同社のAIモデル「Codex」に搭載された新機能で、私たちがMac上で行う一連の操作を“録画”し、それを「スキル」としてAIに覚えさせるというものです。

これまでの自動化ツールは、多くの場合、プログラミングの知識が必要だったり、複雑な設定をしなければなりませんでした。しかし、「Record & Replay」は、私たちが普段パソコンを操作するのと同じように、マウスを動かしたり、キーボードを打ったりするだけでOK。AIがその一連の動きを理解し、再現可能なプログラムに変換してくれるのです。まるで、熟練の職人が弟子に技を教えるように、一度見せるだけで複雑な手順をAIが習得してくれる、と考えると分かりやすいかもしれません。

この技術のすごいところは、ただ操作を真似するだけでなく、その操作を「編集可能なスキル」として残せる点です。つまり、一度記録した作業内容を後から修正したり、一部だけ変更して別の用途に使ったりできるわけです。これは、単なる「マクロ」とは一線を画します。マクロは決められた手順をそのまま繰り返すだけですが、AIが生成するスキルは、より柔軟に、状況に応じて調整できる可能性を秘めています。

例えば、毎週送られてくる顧客リストのファイルを特定のフォルダに移動し、名前を日付に合わせて変更し、さらにその中から特定の条件に合う情報だけを抜き出してスプレッドシートにまとめる、といった一連の作業も、一度AIに教えてしまえば、次回からは「この作業をやって」と指示するだけで完了するかもしれません。これにより、私たちはルーティンワークから解放され、もっと創造的で価値のある仕事に時間を使えるようになるでしょう。

この技術は、特にITに詳しくない方々にとって、パソコンの可能性を大きく広げるものとなるはずです。これまで「自動化は難しい」と感じていた人でも、AIの力を借りて、自分の作業環境をより効率的にカスタマイズできるようになるでしょう。これは、私たちの働き方や学び方、そして日々のデジタルライフに大きな変化をもたらす可能性を秘めた、まさに「ゲームチェンジャー」となり得る技術だと言えます。

関連データ

OpenAIの市場評価額(2024年2月時点)
約800億ドル(約12兆円)
出典:Bloomberg
AI市場規模予測(2030年)
約1兆8118億ドル
出典:Grand View Research
企業の自動化ツール導入率
約8割の企業が何らかの自動化ツールを導入済み(2023年時点)
出典:Gartner
従業員のルーティンワークにかける時間
週平均約2.6時間
出典:Asana

今後の予測

この「Record & Replay」機能は、今後のAIと私たちの働き方に複数のシナリオをもたらす可能性があります。

**シナリオ1:生産性の大幅な向上と新たな創造性の発揮** 最も期待されるのは、多くの人々がルーティンワークから解放され、より戦略的、創造的な業務に集中できるようになることです。特に、プログラミング知識がない個人や中小企業でも、手軽に作業を自動化できるため、全体の生産性が飛躍的に向上するでしょう。これにより、新しいアイデアが生まれやすくなり、イノベーションが加速する可能性があります。

**シナリオ2:デジタルスキルの二極化と新たな教育ニーズ** 一方で、このツールを使いこなせる人とそうでない人の間で、デジタルスキルの格差が広がる可能性も考えられます。AIに作業を教える「指示力」や「問題解決能力」が新たな重要なスキルとなり、既存の教育システムや企業研修がこの変化に対応する必要が出てくるでしょう。AIを「道具」として使いこなすためのリテラシーが、より一層求められるようになります。

**シナリオ3:セキュリティと信頼性の課題** AIがユーザーの操作を「記録」し、それを元に「実行」する性質上、セキュリティと信頼性が重要な課題となります。AIが意図しない操作を行ったり、機密情報を含む作業を誤って記録・実行したりするリスクも考えられます。OpenAIがこれらの課題に対し、どのような対策を講じるか、またユーザー側がどのように安全に利用するかが、普及の鍵となるでしょう。

ニュースタイムライン

  1. 2026年6月16日

    ソフトバンク、OpenAIのAIを活用したセキュリティソリューション「PaaS」を提供 脆弱性の検出から修正までを自動化

    クラウド Watch

  2. 2026年6月17日

    日立、OpenAIとの連携を本格化 「Codex」でレガシーシステム刷新、サイバー防衛も(ITmedia NEWS)

    Yahoo!ニュース IT

  3. 2026年6月17日

    日立、OpenAIとの連携を本格化 「Codex」でレガシーシステム刷新、サイバー防衛も

    ITmedia AI+

  4. 2026年6月17日

    日立製作所、OpenAIとの連携を本格化し「Codex」でレガシーシステム刷新(ビジネス+IT)

    Yahoo!ニュース IT

  5. 2026年6月19日

    OpenAI Codexが作業を“録画”して自動化、Macで実演するだけでスキル化(アスキー)

    Yahoo!ニュース IT

  6. 2026年6月19日

    OpenAI、Codexが作業を見て覚える「Record& Replay」(Impress Watch)

    Yahoo!ニュース IT

  7. 2026年6月20日

    OpenAI、Codexの新機能「Record & Replay」を公開 操作の実演で作業を自動化(ビジネス+IT)

    Yahoo!ニュース IT

  8. 2026年6月22日

    OpenAIが明かす、新職種「FDE」の実態 半年で様変わり、「仕事の7割が消滅」したことも

    ITmedia AI+

  9. 2026年6月22日

    サムスン電子、韓国の全社員と世界のDX部門に「ChatGPT Enterprise」「Codex」を展開へ(CNET Japan)

    Yahoo!ニュース IT

  10. 2026年6月22日

    OpenAIも注目、北海道の非エンジニア農家がCodexで進める「農業のDX」。ハウス自動化からLINE翻訳まで(BUSINESS INSIDER JAPAN)

    Yahoo!ニュース IT

参考引用

Mac上で一度実行するだけで、反復的な作業を編集可能な再利用スキルに変換

ASCII.jp
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