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business2026/6/16 17:00:00
減塩だけでは足りない!高血圧対策で医師が勧める「もう一つの習慣」とは? - ニュースな本

減塩だけでは足りない!高血圧対策で医師が勧める「もう一つの習慣」とは? - ニュースな本

出典: ダイヤモンド・オンライン (原典を開く)

ニュース概要

高血圧対策には「減塩」が定番だが、近年は果物や野菜に含まれる「カリウム」の有用性が注目されている。なぜカリウムが血圧を下げるのか?そのしくみを循環器内科の専門医が解説し、血圧対策に役立つ果物や野菜を紹介する。※本稿は、循環器内科医の湊口信也『果物野菜で100歳を生きる』(さくら舎)の一部を抜粋・編集したものです。

解説

高血圧と聞くと、まず頭に浮かぶのが「減塩」ではないでしょうか。食卓から塩分を控えることは、確かに血圧管理の基本中の基本です。しかし、実はそれだけでは不十分で、もう一つ、私たちの食生活で意識したい重要な要素があります。それが「カリウム」です。

カリウムは、野菜や果物に多く含まれるミネラルの一種。このカリウムが、私たちの体内で血圧を安定させるために非常に大切な役割を果たしていることが、最近の研究で改めて注目されています。では、なぜカリウムが血圧を下げるのに役立つのでしょうか?

私たちの体は、塩分(ナトリウム)を摂りすぎると、体内の水分量が増えて血管にかかる圧力が高まり、血圧が上昇します。カリウムは、この増えすぎたナトリウムを体外に排出するのを助ける働きがあるのです。例えるなら、体内の「塩分パトロール隊」のようなもの。余分な塩分を見つけて、おしっこと一緒に体の外へ連れ出してくれるイメージです。この働きによって、体内の塩分バランスが整い、自然と血圧が落ち着く方向へ向かいます。

しかも、カリウムには血管を柔らかく保つ効果もあると言われています。血管が硬くなると、血液を送り出すのに余計な力が必要になり、これも血圧上昇の原因になります。カリウムは、血管のしなやかさを保ち、血液がスムーズに流れる手助けもしてくれるのです。

現代の食生活では、加工食品や外食が増え、知らず知らずのうちに塩分を多く摂りがちです。一方で、野菜や果物の摂取量は不足しがちで、カリウムが十分に摂れていない人が少なくありません。そのため、意識的にカリウムが豊富な食品を取り入れることが、減塩と並ぶ高血圧対策の「両輪」として非常に重要視されています。

具体的には、バナナやアボカド、ほうれん草、じゃがいも、きのこ類などにカリウムは豊富に含まれています。これらの食品を日々の食事に上手に取り入れることで、美味しく、そして無理なく血圧対策を進めることができるでしょう。ただし、腎臓に持病がある方は、カリウムの摂取に制限がある場合があるので、必ず医師や管理栄養士に相談してください。

関連データ

日本人の1日あたりの食塩摂取量(平均)
男性10.9g、女性9.3g
出典:厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査」
目標とする1日あたりの食塩摂取量
男性7.5g未満、女性6.5g未満
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
カリウムの1日あたりの摂取目標量
男性3000mg以上、女性2600mg以上
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
高血圧患者数(推計)
約4300万人
出典:厚生労働省「平成29年国民健康・栄養調査」

今後の予測

今後、高血圧対策は「減塩」と「カリウム摂取」の両面からのアプローチがより一層重視されるでしょう。食品メーカーは、単に塩分を減らすだけでなく、カリウムを豊富に含んだ機能性食品や、カリウムの摂取を助けるサプリメントの開発に力を入れる可能性があります。また、外食産業やコンビニエンスストアでも、カリウム含有量を明記したメニューや、野菜・果物を手軽に摂れる商品の提供が増えるかもしれません。

消費者の意識も変化し、食品を選ぶ際に塩分量だけでなく、カリウムの含有量も確認する習慣が広がる可能性があります。メディアや医療機関は、カリウムの重要性についてさらに啓発活動を強化し、レシピサイトなどでもカリウムを効率よく摂取できる献立の紹介が増えるでしょう。

一方で、腎臓病患者などカリウム摂取に制限のある人々への情報提供のあり方も重要になります。個々の健康状態に合わせた、よりパーソナルな栄養指導や食品選択のサポートが求められる時代が来るかもしれません。

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高血圧対策で医師が勧める「もう一つの習慣」とは?

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